洗濯の方法は大きく「水洗い」と「ドライクリーニング」の2種類があります。家庭で洗濯機を使って洗ったり、手洗いをしたりする方法は水洗いであり、クリーニング店に持ち込む方法はドライクリーニングです。「それならドライクリーニングの方がいいに決まっている」と思う人も多いのではないでしょうか。実は、水洗いとドライクリーニングには、それぞれにメリットデメリットがあります。

今回は、水洗いとドライクリーニングの違いを紹介し、より適した洗濯方法の提案をします。

・水洗いとドライクリーニングの違い

まずは、ふたつの洗い方の違いをわかりやすく解説します。違いを知ることでより適した洗い方を洗濯できるようになるでしょう。

＜水洗いとは＞

水洗いとは、文字通り水を使った洗濯方法です。洗濯物を水やお湯につけて、洗剤を使って汚れを落とします。汚れを水やお湯に溶かしだして汚れを落とすため、水にぬれても問題ない素材のみに対応できる洗い方です。家庭用洗濯機に「ドライコース」という表示を見かけることがありますが「ドライコース」は水を使って洗うため水洗いの一種になります。

＜ドライクリーニングとは＞

ドライクリーニングは、水を使わず洗濯物を濡らさない状態で洗う方法です。汚れは、ドライクリーニング用の溶剤に溶かしだして落とします。

最近は、クリーニング店で「ウェットクリーニング」を扱う店が増えています。ウェットクリーニングは、家庭では水洗いできないものをプロの技で水洗いする洗濯方法です。ウェットクリーニングは、言い換えれば「家庭ではできない水洗い」といえるでしょう。ウェットクリーニングすることで、多少縮むリスクはありますが、生地がやわらかくなるメリットがあります。

・水洗いのメリットとデメリット

水洗いのメリットは、家庭でできることでしょう。洗濯機や洗濯桶を使っていつでも簡単にできるため経済的なメリットもあります。そして、水洗いはほとんどの汚れに対応しています。汗やタンパク質汚れも水を使うことで、水に汚れを溶かしだすことができます。

デメリットは、洗濯できる素材が限られることです。水に浸すことで縮んだり型崩れしたりする素材には適していません。

・ドライクリーニングのメリットとデメリット

ドライクリーニングのメリットは、水に濡らせない素材でも対応できることです。そしてお金はかかりますが、洗濯を丸投げできることでしょう。ドライクリーニングは、店舗に持ち込むだけでなく、宅配クリーニングや集配クリーニングなど手間をかけない受け渡しが次々と登場しています。

デメリットは、落とせない汚れが多いことです。ドライクリーニングの溶剤は油性の汚れは溶かしだしますが、水溶性の汚れは落とせません。また、洗濯後に溶剤のにおいが残ることもデメリットです。

・水洗いとドライクリーニングのどっちがいい? 

水洗いとドライクリーニングにはメリットとデメリットがあり、どっちがいいのか迷ってしまいます。結論からいえば「水洗いできないものはドライクリーニングを選ぶしかない」ということです。言い換えれば「水洗いできるものは水洗いがいい」となります。生活上でつく汚れの多くは水溶性です。水洗いできるものをわざわざドライクリーニングしていれば、水溶性の汚れは蓄積していきます。学生服はドライクリーニングすることが当たり前でしたが「思い切って手洗いしてみたら真っ黒い水が出てきた」という経験はないでしょうか。こまめにドライクリーニングしていても日常の水溶性の汚れは蓄積し、手洗いしたことで一気に水に汚れが溶け出したのです。クリーニング店のウェットクリーニングを利用すれば、学生服でも水洗いをすることができます。料金はドライクリーニングよりも高めですが、定期的にウェットクリーニングを利用すると気持ちよく着ることができるでしょう。

・洗濯代行サービスならお湯洗いで大容量洗える

水洗いできるものは水洗いしたほうが多くの汚れが落とせます。さらにお湯で洗えば、水では落とせなかった皮脂汚れも落とすことができます。家庭でお湯洗いをするためには、洗濯桶にお湯を入れて手洗いするしかありません。

洗濯代行サービス「洗濯EX」ならば、一気にお湯洗いすることができます。料金はランドリーバッグの個数で計算されるため、ドライクリーニングのように点数に応じて料金が上がる心配もいりません。洗濯代行サービス「洗濯EX」は、家庭洗濯の「水洗い」とドライクリーニングの「洗濯を丸投げできる」という２つのメリットをもったサービスです。

・おわりに

洗濯は「洗ったつもりになればいい」というものではなく、多くの汚れを落として気持ちよく着られる状態にすることが大切です。洗濯代行サービス「洗濯EX」は、日常で一番多い汚れである水溶性の汚れをお湯を使って洗いあげます。そして、乾燥はガス式乾燥機でカラッと仕上げ、手仕上げで一枚一枚を丁寧にたたみます。お手元に届いたときには、ドライクリーニングにも勝るとも劣らない状態で気持ちよく袖を通せるでしょう。

水洗いとタンブラー乾燥ができないものはドライクリーニング、それ以外のものは洗濯代行サービス「洗濯EX」でスッキリ洗ってみてはいかがでしょうか。