洗濯代行サービスをもっと上手に使う! 洗濯代行サービスに出す前と後にやったほうがいいこと

2023.04.15

洗濯代行サービスは洗濯をまるごと請け負う便利なサービスです。ポケットの中の確認や洗濯タグの確認は「やるべきこと」ですが、今回は今までよりももっと上手にサービスを使うために「洗濯を出す前と後にやったほうがいいこと」を紹介します。

・ひどい汚れは下洗いをしておく

洗濯代行サービスは、家庭での洗濯を請け負うサービスです。そのため、泥がついた靴下やミートソースがついたシャツなど「ひどい汚れ」がついた洗濯物も請け負います。しかし、ひどい汚れの多くは一度の洗濯だけでは落としきれません。とくにミートソースのように油と水分が混ざった汚れや泥汚れのように繊維に入り込む汚れは下洗いが大切です。

洗濯代行サービスは、クリーニングのようにシミ抜きは行っていません。シミになる汚れは、早く対処するほど落ちやすくなります。洗濯代行サービスに出す前に下洗いをして、洗濯代行サービスで「とどめの洗い」をすることでしっかりと汚れを落とすことができます。

ミートソースや焼き肉のたれの汚れは、台所用洗剤を使って下洗いをします。台所用洗剤だけでは落としきれなかった場合は、クレンジングオイルを使うといいでしょう。醤油やコーヒーも台所用洗剤で下洗いし、落としきれなかった場合は液体酸素系漂白剤を使います。

下洗いをした部分はすすいでから乾かします。その後に洗濯代行サービスに出します。

・落ちそうなボタンをつけなおしておく

洗濯代行サービスでは、届いた洗濯物を業務用のドラム式洗濯機に入れて洗い、ガス式の乾燥機で乾燥させます。洗濯機も乾燥機も家庭用よりもパワーが強いため、落ちそうになっているボタンは回転の衝撃で落ちてしまう可能性があります。落ちたボタンは、ドラムの壁面にあたり割れてしまうリスクが高まります。ボタンの紛失や割れを防ぐためにも落ちそうなボタンはしっかりとつけなおしてから洗濯代行サービスに出すようにしましょう。

生地が薄かったり厚かったりして、すぐにボタンが落ちてしまうときには「力ボタン」を使うといいでしょう。力ボタンとは、コートやジャケットのボタンを裏から補強するボタンです。表から見えるボタンではないため、小ぶりでシンプルなボタンで代用することができます。

・カーテンは出す前に引っ張って強度をチェック

洗濯代行サービスでは、洗濯機で水洗いしタンブラー乾燥できる洗濯物を受け付けています。カーテンの多くはタンブラー乾燥ができないタグが付いていますが、最近は洗濯できるカーテンが増えています。

長く使っているカーテンは、紫外線の影響で見た目よりももろくなっていることがあります。生地自体が傷んでいると、洗濯の衝撃で破れてしまうことがあるのです。レースのカーテンのように生地の密度がつまっていないカーテンは、洗濯代行サービスに出す前に生地を引っ張って強度をチェックしましょう。もしも生地が弱っているようであれば、やさしく手洗いをした方がいいでしょう。

・配達後しばらく収納するなら防虫対策をする

衣替えのタイミングで洗濯代行サービスを利用した場合は、配達後しばらくはそのまま収納することになります。洗濯代行サービスは、しっかりと乾燥はしますが防虫対策はしません。配達された洗濯物を収納するときには、種類にあった防虫剤を使い防虫対策をしましょう。

ここからは、代表的な防虫剤の種類と特徴をわかりやすく解説します。

＜パラジクロロベンゼン＞

パラジクロロベンゼンとは、防虫剤の中でも効き目が早く広がる特徴があります。ただ、効き目が早く広がる分、気化するスピードが速く、効き目がなくなるのも早めです。

パラジクロロベンゼンは、ウールなどの虫がつきやすいものに適しています。注意点は、ピレスロイド系の防虫剤と併用ができないことです。また、塩化ビニル製品やスチロール製品には使用できません。スチロールはボタンや帯留め、ビーズに使われていることがあります。

＜ピレスロイド系＞

ピレスロイド系は、においがない防虫剤です。ただ、においがないため「変え時」を忘れてしまうことがあります。

ピレスロイド系は、薬剤を気化させて防虫効果を発揮するため、収納ケースのように密閉性の高いところに収納する衣類に適しています。注意点は、金属製品は変色することがあるため注意が必要です。

＜しょうのう＞

昔ながらの防虫剤です。においがあります。しょうのうは、ほぼすべてのものに使うことができます。絹や金糸など繊細な素材にも対応可能です。注意点は、生地に直接触れないようにすることです。しょうのうを使うときには、和紙やティッシュに包んで使うようにしましょう。また、ピレスロイド系以外と併用することはできません。