洗濯の豆知識! 汚れ別の上手な洗濯方法

2022.12.20

洗濯は汚れの種類ごとに適した洗濯方法があります。「こんなにこすってもきれいにならない」と感じたときには、間違った洗濯をしているのかもしれません。

今回は、日常に多い汚れをピックアップして、汚れ別の上手な洗い方を紹介します。

・砂がついたラッシュガードの洗濯方法

海に出かけるとき、日よけやケガ防止にラッシュガードが役立ちます。最近は、子育て中のお母さんが日よけ対策として公園の砂場でも活用しています。ラッシュガードは、伸縮性がある生地で暑さ対策のために色が薄いものが多いようです。海から帰ってきたら水着と同じようにラッシュガードも洗濯をしましょう。しかし、ラッシュガードの洗濯方法にはちょっとしたコツがあります。

海や公園で思いっきり遊んだラッシュガードは砂で汚れています。砂は、一般的な汚れとは違い、小さな砂の粒が生地につくことで汚れて見えているのです。砂の汚れは、水でぬらす前に粒を落とすことが大切です。ラッシュガードの生地は伸縮性があるため、生地を引っ張れば簡単に砂粒を弾き飛ばすことができます。生地が乾いた状態で砂粒を落とすことで、その後の洗濯が格段に楽になります。

・ケガや授乳中にできたしみの洗濯方法

子どもは大人と比べてよく転びます。膝や手をすりむいてしまい服やハンカチに血が付くこともあります。血のしみは、汚れたら早めに洗濯することが一番のポイントです。血は、すぐに正しい方法で洗濯をすればきれいに落とすことができます。

血がついたら早めに冷たい水で洗います。けしてお湯で洗わないようにしましょう。血はタンパク質のためお湯で洗ってしまうとタンパク質が固まってしまい落とせなくなってしまいます。また、血のしみに気がつかずに洗濯機で洗濯をして干してしまうと、太陽の熱でタンパク質が固まってしまい落ちにくくなることもあります。子どもの健康観察の意味も込めて、子ども服を選択するときには「血はついていないかな」とチェックしてから洗濯するといいのではないでしょうか。

また、赤ちゃんに授乳している人は服に母乳のしみがつくことがあります。母乳の原料は血のため、血のしみと同じ洗濯方法で洗うようにしましょう。

・野球のユニフォームに多い泥汚れの洗濯方法

野球部に所属している中高生がいる家庭では、ユニフォームの洗濯に苦労いしているのではないでしょうか。野球はスライディングをするため、ユニフォームに泥が刷り込まれるように付着しています。ついお湯で泥を溶かしだして洗いたいと考えがちですが、実は泥汚れにも適した洗濯方法があるのです。

ユニフォームや靴下に泥がべったりとついているときには、泥が乾いた状態でできるだけたたき落とします。大きな泥の塊を取り除いたら、その上から直接液体洗剤をかけます。けして水にぬらさないようにしてください。なぜならば、泥汚れがついた状態で水をかけてしまうと、水は生地に浸透する勢いに乗って泥汚れも繊維の奥に入ってしまうのです。乾いた状態で洗剤をかけることで泥の粒が洗剤にコーティングされ、奥に入りにくくなります。洗剤をかけた状態で一晩放置してその後洗濯をします。一晩放置している間に液体洗剤の水分が蒸発して、洗剤の濃度が濃くなり、他の汚れも落としやすくなります。

・お湯でしっかり洗うなら洗濯代行サービス

野球のユニフォームや子ども服は、泥や砂の汚れを落とせても皮脂や汗のにおいはなかなか落ちません。とくに皮脂汚れは積み重なっていくと黄ばみの原因になります。しばしば黄ばみを落とすために蛍光増白剤が多く使われている洗剤を使って洗濯する人もいますが、蛍光増白剤が蓄積して生地に残ってしまうと青白い白色になることがあります。とくに野球や柔道着のように同じユニフォームを着た人が集まる場では、青白い白色が目立つものです。皮脂汚れは、お湯で洗う方法が適しています。泥や砂の汚れを落としたら、お湯で洗濯をして皮脂汚れもきれいにしましょう。とはいっても、野球のユニフォームや柔道着はとてもかさばります。家庭用洗濯機で洗えば干す場所にも困ります。そんなときには洗濯代行サービスが便利です。洗濯代行サービス「洗濯EX」ならば、お湯洗いをします。使用する洗剤は一般家庭で使用される「スーパーナノックス　プレミアム抗菌処方」です。柔軟剤は、ダウニーの無香料を使用するため香りの心配もありません。

ただし、ラッシュガードは洗濯代行サービス「洗濯EX」では受け付けていません。洗濯代行サービス「洗濯EX」では、業務用のガス式乾燥機を使った乾燥とたたみまでを行っています。ラッシュガードに使用されている生地は乾燥機の高温に耐えることができません。