シーツや枕カバーは洗濯していますか? 汚れのデッドライン見極め方

2022.11.09

天気の悪い日が続くと、シーツや枕カバーの洗濯は後回しにしがちです。とくにシーツのような大物は乾くまでに時間がかかるため、洗濯する日を選びます。しかし、シーツや枕カバーは意外と汚れます。知らず知らずのうちに汚れは蓄積し、洗濯しても落とせないデッドラインを超えてしまうのです。

今回は「もう捨てた方がいい」という汚れのデッドラインの見極め方をお話しします。

・シーツや枕カバーの中心がとくに黄色い

人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくといわれています。寝ている間の汗は、パジャマやシーツ、枕カバーにしみこみます。頭から直接汗がしみこむ枕カバーは、毎日洗濯が理想です。シーツは、汗をかきやすい夏は１週間に１回、冬は２週間に１回は洗濯をすることができればいいでしょう。

しかし実際は、１か月に１度の頻度でシーツを洗濯している人が22.4%で断トツの1位です。続いて週1回が13.2%です。9.3％の人は半年に1回であり、めったにシーツは洗わないという人も9.1%いました（アットホームボックス調べ）。

シーツや枕カバーは、汚れがひどくなると黄ばみになります。軽い黄ばみならば、お湯で下洗いをすると落ちます。しかし、シーツや枕カバーの中心がとくに黄色くなっている場合は、汚れが定着してしまっているのかもしれません。強い洗剤や漂白剤を使って黄ばみを洗濯することもできますが、寝具に強い洗剤類は避けた方がいいでしょう。なぜならば、寝具は長時間体が直接触れるものであり、呼吸をします。強い洗剤や漂白剤の残りを吸い込み続けてしまうリスクを考えると、寝具は肌着と同じようにやさしい洗剤で洗った方がいいのではないでしょうか。

シーツや枕カバーの中心部がとくに黄色く見えるときには、全体に汚れがしみこんでいる可能性があります。無理に強い洗剤で落とそうとせず、買い替えた方がいいかもしれません。

参考URL「アットホームボックス・シーツの洗濯は週1回、それとも月1回？　寝具キレイ好き地域も判明」: https://www.athome.co.jp/vox/life/65607/pages2/

・自分で感じるくらいくさい

自分のにおいは、自分では感じにくいものです。毎日使うシーツや枕カバーのにおいも「自分のにおい」として感じるため、くさいとは認識しづらいでしょう。

しかし、ある日自分のシーツや枕カバーを「くさい」と感じたのならば、それはデッドラインを超えたと判断してもいいでしょう。自分のにおいを「くさい」と感じたということは、ほかの人には「とてもくさい」という状況です。

においは、目に見える汚れ以上に洗濯が難しいです。においは、乾いた状態では薄くなったように感じますが、水分を含むと急激に強さを増します。

においの元は雑菌です。雑菌は、汗や皮脂を栄養として増えます。対策は、こまめな洗濯とすばやい乾燥です。

・干しそびれてカビがはえた

頑張ってシーツを洗っても、天気が悪ければ干すことができません。また、洗濯機のブザーに気が付かず、干しそびれてしまうこともあります。洗濯物は、湿っている時間が長くなると雑菌が増え、ひどいときにはカビがはえます。シーツやカバーにカビがはえたら、デッドラインです。

シーツやカバーだけでなく、タオルにもカビがはえます。使い古したタオルに黒い点々をみたことはないでしょうか。カビは、一度はえてしまうときれいに落とすことが難しいです。塩素系の漂白剤につけこんで洗うことになるため、寝具にはおすすめしません。

・意外な盲点! パッドやタオルケットもシーツと同じ

シーツや枕カバーと同じ頻度でパッドやタオルケットも洗濯します。パッドは、厚みがあるためシーツよりも乾きにくいです。そのため、パッドの上にシーツをかけて、パッドは洗濯をしない人もいます。しかし、シーツは薄いため汗はパッドまでしみこんでいます。肌にかけるタオルケットも同じです。パッドもタオルケットも家庭用洗濯機で洗えるものがほとんどなので、こまめに洗濯をしましょう。

パッドを洗濯機で洗うコツは、丸めてネットに入れることです。折りたたんでしまうと、洗濯槽に入れづらいだけでなく、重さが偏ってしまいます。

・シーツやカバー類は洗濯代行サービスでデッドラインを超えない

洗濯してもきれいにならないライン「デッドライン」を超えてしまったシーツ類は、買い替えるしかありません。寝具は値段も安くはないため、家計に与える影響は大きいです。

デッドラインを超えずに長く使うポイントは、こまめな洗濯です。汚れが軽いうちに洗濯をすればデッドラインを超えるようなひどい汚れにはなりません。

しかし、仕事や家事に追われる忙しい毎日では、1週間に1回の洗濯は難しいです。しかも梅雨時は洗濯物が乾きにくく、とてもシーツまで洗濯はできません。そんなときには、洗濯代行サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

洗濯代行サービス「洗濯EX」ならば週に1回の頻度、もしくは必要なときだけでも利用することができます。45Lサイズのビニル袋をランドリーバッグとして使います。家族4人分のシーツならば、すっぽりと入れることができるでしょう。単身者ならば、シーツだけでなくタオルケットを含めた寝具一式が入ります。1週間に1回の利用で、寝具をいつも清潔に保つことができます。