知りたい! 洗濯代行を利用する5つのメリット

「洗濯は自宅ですること」と考える人はとても多いです。しかし、働き方や家族の形は変化しています。洗濯は、家事の中でも時間と手間がかかることであり、体力も必要です。今回は、洗濯を外注する「洗濯代行」を利用するメリットについてお話しします。

取り扱う洗濯物が違う

一昔前は、朝起きたら洗濯機を回して干すことから一日が始まっていました。しかし、夫婦共働きや家族の形が変わり、朝から洗濯機を回すことが難しくなりつつあります。深夜に仕事から帰宅してから洗濯することは体力的にも大変です。さらに集合住宅では洗濯機を使える時間帯が制限され、洗濯をしたくてもできない人が増えています。
洗濯代行は、自宅で洗濯機を回す必要がありません。洗濯物の受け渡しも直接渡すだけでなく、置き配や宅配ボックスを使うことで手間も時間もかけず行うことができるのです。
洗濯は「洗濯機を回す」「干す」「たたむ」「しまう」までの一連の作業が必要です。掃除のように一度にまとめてできる家事ではなく、一定時間をおいてから次の作業をしなければなりません。子育て中の人は、1時間後に何をしているか予測が難しいものです。例えば、今は子どもが昼寝をしていても、1時間後には子どもが外出したいと言い出すこともあります。洗濯機を回してしまうと、次は干さなければなりません。洗濯は「洗濯機がやってくる家事」ではありますが、意外と行動と時間が縛られる家事でもあるのです。
「洗濯に時間が縛られない」「洗濯を気にしなくていい」ということは、洗濯代行を利用するメリットです。

洗濯代行は天気の影響を受けない

洗濯代行は、洗濯物を持ち帰ります。納品するときには、乾燥させてきれいにたたんだ状態です。洗濯代行は、洗濯を工場内で行うため天気の影響は受けません。
洗濯代行を利用する理由は「洗濯が面倒だから」と思われがちです。しかし「天気が悪くて乾かないから」という理由での利用もたくさんあります。梅雨の季節は洗濯物が乾きません。何日も干していると匂いが気になります。とくにスポーツをしている人は、厚手のユニホームが多く「乾かないから着るものがない」ということもよく聞く話です。
洗濯代行の利用方法には、月額制と単発の2種類があります。毎月定期的に洗濯代行を利用する場合は月額制のほうが料金はお得になることが多いのですが、「梅雨時期だけ」「洗濯できないときだけ」という場合には単発の利用も可能です。
梅雨時期は、コインランドリーに半乾きの洗濯物を持って行く人がいます。しかし、半乾きの洗濯物はとても重く、洗濯以上に体力が必要です。また、コインランドリーで一定時間乾燥させても、量が多いと部分的に乾かず、複数回乾燥機を使用しなければなりません。洗濯代行はコインランドリーよりも料金相場は高めですが、体力的負担や手間を考えると洗濯代行のメリットは大きいのかもしれません。

まとめ洗いができる

一般的な自宅の洗濯機は、8kg程度です。4人家族ならば1日1回洗濯機を回せば十分かもしれません。ただ、最近は感染症の影響からこまめに洗濯をする人が増えています。学校によっては、制服登校ではなくジャージ登校に切り替えて、毎日洗濯をするようにすすめているところもあります。そうすると1日1回の洗濯では難しいかもしれません。大型洗濯機に買い替えることも経済的な負担が大きくなります。状況が落ち着くまでは洗濯代行を利用して様子をみることも一つの方法ではないでしょうか。
また、出張や旅行から帰ってきた日は山のような洗濯をしなければなりません。疲れて帰宅してからの洗濯はとても大変です。洗濯代行は、指定のランドリーバッグに洗濯物を詰めるだけです。ランドリーバッグの大きさは業者によって様々ですが、一般的には6kg～8kgの量が入るため、出張分の洗濯物（パンツ3枚・カジュアルシャツ 2枚・肌着 5枚・Tシャツ 6枚・バスタオル 3枚・ハンドタオル 3枚程度）なら十分に対応できます。実際に会社の福利厚生の一環として出張中に洗濯代行を利用している企業もあります。
出張や旅行から帰っても「洗濯をしなくていい」と思えるだけで、気持ちが楽になるでしょう。

洗濯のレベルが高い

洗濯代行で受け付ける洗濯物は「水洗いができる」「乾燥機が使える」という条件があります。自宅の洗濯機で洗える洗濯物と同じ条件ですが、洗い方が違います。まず、自宅では冷たい水で洗いますが、洗濯代行は「お湯洗い」です。自宅の洗濯機よりも容量が大きい洗濯機を使い、お湯で洗い上げることでしっかりと汚れを落とします。
洗濯代行は、乾燥のレベルも違います。自宅では、洗濯機についている乾燥機能で乾燥させますが、終わってみるとシワがついてしまい洗いなおさなければならないこともあります。浴室乾燥機は便利ですが、日々のメンテナンスを怠っているとカビや匂いが気になります。洗濯代行の乾燥は、家庭の乾燥機よりも強力なものが多いため、よりしっかりと乾燥させて厚手の冬物もカラッと乾きます。
洗濯代行を利用してみて初めて「本当の洗濯を知った」という声もあります。「自宅洗いでは物足りないけどクリーニングは高い」と思っているものこそ洗濯代行を利用してみるといいのではないでしょうか。

洗濯を干す場所に悩まなくていい

集合住宅の洗濯で悩むことといえば「干す場所」です。洗濯物はベランダに干すことが多いですが、集合住宅のベランダはさほど広くありません。シーツ類を干せば日々の洗濯物は干す場所がありません。また、1階に住んでいる人や戸建ての人は通行人の視線も気になります。
洗濯代行は、人目にさらしたくない洗濯物や干す場所に困る大きな洗濯物に役立ちます。季節の変わり目は、大きな洗濯物が増えます。洗濯代行は「たたみ」までを行うため、部屋に大きく広げてたたむ必要がありません。洗濯物が戻ってきたら収納するだけです。業者によっては、収納場所におさまるようなたたみ方を伝えておくと対応してくれるところもあります。
最近は、コインランドリーでも大物洗いができる洗濯機が導入され人気が高まっています。しかし高齢者や車を持っていない人はコインランドリーまで運ぶことができません。洗濯代行は、集荷から納品まで自宅で行うことができます。大きな洗濯物は水分を含むと重たくなります。体に負担がかかる「干す」「たたむ」の作業をしなくていいことも洗濯代行のメリットです。